タカラスタンダード 2013年版 浴室まわりの主要なメーカー
浴室設備機器のメーカーであるタカラスタンダードの特徴を紹介しましょう。
住宅設備メーカーであるタカラスタンダードは、浴室関係ではシステムバスや浴槽を作っています。
タカラスタンダードのシステムバスは、得意な素材のホーローを使用している点が最大のポイントです。
地震に強い耐震システムバスや浴槽と浴室の保温、滑りにくい磁器タイルの床など、独自の特徴をもっています。
上級の鋳物ホーローバスは、インペリオシリーズとプレデンシアシリーズです。
浴槽には鋳物ホーロー、壁に高品位ホーローを採用しています。
床は磁器タイルで、御影石もオプションで選べます。
曇り止めミラーが標準で、タワー式のタッチ水洗も選べます。
インペリオシリーズは半身浴が可能な浴槽形状が特徴で、プレデンシアシリーズはスタンダードな浴槽となります。
上記の特徴に加えて、サイズを自由に変更可能なぴったりサイズシステムや、ジェットバスやミストサウナやテレビのオプションも選択可能です。
アクリル系人造大理石のシステムバスは、ルーノシリーズとレラージュシリーズです。
ルーノシリーズは半身浴しやすい浴槽形状を採用、レラージュシリーズは一般的な浴槽を採用しています。
高品位ホーローの壁や磁気タイルフロアも特徴で、御影石の床も選べます。
ステンレス浴槽のシステムバスは、エメロードシリーズです。
カラーコーティングしてあるので、見た目では柔らかい印象もあります。
高品位ホーローの壁や磁気タイルフロアも特徴で、ステンレスの素材感を生かした浴槽も選べます。
ベーシックグレードのシステムバスは、ミーナシリーズです。
人工大理石の浴槽とFRP浴槽の2種類があり、共に形は一般的なタイプが基本ですがFRP浴槽は半身浴タイプも選べます。
高品位ホーローの壁も特徴で、目立った機能はないものの、コストパフォーマンスが高くなっています。
浴槽では、鋳物ホーロー・アクリル系人工大理石・カラーステンレスの浴槽がラインナップしています。
形状は一般的で、サイズやカラーにはバリエーションがあります。
目立たない普通のデザインですが、その分、コストパフォーマンスは高くなっています。
またステンレス浴槽には、サイズも形も自由なフリーサイズがあります。
タカラスタンダードの浴室設備機器は、ホーローの使用とスタンダードながらコストパフォーマンスの高さがポイントです。
システムバスでは、ほぼ全てのグレードで高品位ホーローの壁を使用している点が特徴です。
デザインや機能面ではさほど目立つところはありませんが、耐震性やホーローの耐久性のおかげで、長く使えそうです。
浴槽はデザインが普通なので、コストパフォーマンスで勝負でしょう。
タカラスタンダードは、デザインよりも耐久性重視で選ぶ、良心的な浴室設備のメーカーなのです。
2013年3月作成