HEMS(ヘムス)機器 2012年版 家電・その他の設備
HEMS(ヘムス)機器は、住まいで使っている電気の量を直接見ることが出来る住まいの設備です。
スマートハウスの中心となる設備でもあり、無駄に使っている電気が見えることで、その無駄を省くことが節電につながります。
HEMS(ヘムス)機器は、住まいの各場所で使っている電気を測定する装置と、測定したデータを集めて保存する装置の組み合わせが基本です。
集めたデータをわかりやすく表示することで、現在住まいで使っている電気の量や過去に使用した電気の量などをわかりやすく見ることが出来ます。
また機器によっては、水道やガスの使用量を見ることが出来る場合もあります。
水道やガスの使用量の変化が分かるので、無駄使いしている部分やたくさん使う場所が予想できます。
HEMS(ヘムス)機器は、住まいで使っている電気を見ることが出来る点が一番のポイントです。
住まいのいろいろなところで得使われている電気が見えるので、無駄に電気を使用している部分が判りやすくなります。
また節電した効果も すぐに目で見て確認することができるので、さらなる節電の励みにもなります。
上手く節電できれば、毎月の電気代を減らすことにもつながります。
住まいで使用している電気を測定する場所によって、HEMS(ヘムス)機器は2つの種類に分けられます。
分電盤(電気のブレーカーがあるところ)に設置して使用している電気の量を測定するタイプと、コンセントに設置して個々の電気機器が使っている電気の量を個別に測定するタイプの2つです。
一部のメーカーでは、両方を測定できる製品もあります。
分電盤に設置するタイプは、住まい全体や部屋毎など、少し大きな範囲で使っている電気の量を測定できます。
コンセントが無い機器が使用している電気の量も測定できるところが特徴です。
しかし設置に専門業者による工事が必要なので、設置費用が高めとなります。
コンセントに設置するタイプは、個々の電気機器が使っている電気の量を測定できます。
設置が簡単で、必要に応じて測定する場所を変えることも簡単にできます。
しかしコンセント無しに使う照明やIHヒーターなどが使っている電気は測定できず、住まい全体で使っている電気の量も測定できません。
新築では分電盤に設置するタイプが目立たず確実ですが、リフォームではコンセントに設置するタイプが手軽です。
そこで予算や使用する電気を知りたい場所にあわせて、HEMS(ヘムス)機器を選ぶことが大切です。
住まいに設置できるHEMS(ヘムス)機器には、いくつかのメーカーがあります。
その中でも、主要なメーカーのHEMS(ヘムス)機器の特徴を紹介しましょう。