ホンダ 2010年版 太陽利用設備の主要なメーカー
太陽利用設備のメーカーであるホンダは、太陽光発電設備を作っています。
ホンダの太陽光発電は、銅・インジウム・ガリウム・セレンを原料とした太陽電池の採用がポイントです。
希少金属を使うネックはあるものの、製造時の消費エネルギーや排出CO2が少なく、省エネルギー生産が可能な太陽電池なのです。
発電パネルの変換効率は11パーセント程度と、一見低そうに見えます。
しかしパネルの価格が安いので、発電量に対する設置費用で考えると他社と同等レベルになります。
赤外線(夕日)や紫外線でも発電できるので、有効な発電量が大きくなるという利点もあるのです。
発電パネルのタイプは据え置き型のみで、形状も一般的です。
広い設置面積を確保出来ないと、発電量が少なくなる可能性もあります。
発電した電気を家庭用電源に変換するパワーコンディショナは、薄型で設置しやすくなっています。
変換効率は94パーセントと、平均的な効率を確保しています。
最大容量が4.0kWと、他のメーカーより少なめですが、発電パネルの特徴を考えると良いバランスかもしれません。
発電量が分かるカラーモニターも、オプションで用意されています。
コンパクトなワイヤレスで、どこにでも設置できるところが特徴です。
ホンダの太陽光発電は、独自の発電パネル素材が最大のポイントです。
面積あたりの発電量は少なめですが、設置費用が比較的安価なので、トータルでの発電効果は高めとなる場合もあります。
屋根面積が広い住まいなら、発電量と設置コストを比べると、効果が高くなる可能性を秘めた太陽光発電システムなのです。
2010年4月作成