ソーラーフロンティア 2013年版 太陽利用設備の主要なメーカー
太陽利用設備のメーカーであるソーラーフロンティアは、太陽光発電設備を作っています。
ソーラーフロンティアの太陽光発電は、CISと呼ばれる 銅・インジウム・セレンを原料とした太陽電池の採用がポイントです。
希少金属を使うというネックはあるものの、製造時の消費エネルギーや排出CO2が少なく、省エネルギー生産が可能な太陽電池です。
CIS発電パネルの変換効率は、シリコン系の発電パネルと比較すると低くなります。
しかしパネルの価格が安いので、発電量に対する設置費用で考えると他社と同等レベルになります。
さらに赤外線(夕日)や紫外線でも発電できるので、有効な発電量が大きくなるという利点もあるのです。
またパネルの一部が日陰になっても、発電量が下がりにくいという特徴もあります。
シリコン系の発電パネルは一部分が日陰になると、その発電ブロック全ての発電量が下がってしまいます。
しかしCIS発電パネルは一部分が日陰になっても、他の部分が影響を受けにくいという特徴があるので、効果的に発電できるのです。
CIS発電パネルのタイプは据え置き型のみで、形状も一般的です。
広い設置面積を確保出来ないと、発電量が少なくなる可能性もあります。
発電した電気を家庭用電源に変換するパワーコンディショナは、標準的なサイズです。
変換効率は94.5パーセントと、平均的な効率を確保しています。
接続箱を介して発電パネルと接続します。
発電量が分かるカラーモニターも、オプションで用意されています。
コンパクトなワイヤレスで、どこにでも設置できるところが特徴です。
ホームサーバーを利用したモニターサービスや、HEMS機能内蔵タイプもあります。
ソーラーフロンティアの太陽光発電は、独自のCIS発電パネル素材が最大のポイントです。
面積あたりの発電量は少なめですが、設置費用が比較的安価で様々な気候条件でも発電量を確保しやすいので、トータルでの発電効果は高くなる可能性もあります。
屋根面積が広い住まいなら、発電量と設置コストを比べると、効果が高くなる可能性を秘めた太陽光発電システムなのです。
2013年3月作成