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エアコンと輻射熱冷房

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エアコンと輻射熱冷房  冷暖房・空調設備

住まいの冷房を行う機器は、住まいに備え付けるタイプではエアコンと輻射熱冷房となります。
そこでこの二つはどんな冷房で、どんな特徴があるのか、紹介します。

エアコンはエア・コンディショナーの略で、空気を冷やすことで室内の温度を下げる冷房です。
冷たい空気を噴き出すので、冷房効果が分かりやすいという特徴があります。
また冷たい空気が出てくるまでの時間が比較的短いので、使いやすい冷房といえるでしょう。

エアコンは湿気の多い夏の空気を除湿してくれる点も、快適さにはプラスとなります。
夏や梅雨時期の余計な湿気を無くしてくれるので、日本の夏に適した冷房といえるのです。

冷たい風が当たると、そこの人だけが寒さを感じてしまうこともあるので、風の向きなどには注意する必要があります。
最近では部屋を均一に冷やすような送風を行うエアコンもありますが、完璧ではありません。

エアコンは空気を冷やす冷房なので、スイッチを切ると急速に部屋の温度が上昇します。
また、換気を行うと部屋の温度が上昇します。
部屋のドアを開けた瞬間に暑さを感じることもあるので、空気の移動に影響を受けやすい冷房なのです。

輻射熱冷房は、壁面一面に設置されたり、細長い板が並んだような形の冷房です。
まれに天井に設置することもありますが、結露水が落ちてくる可能性があるので、壁に設置するか、自立した形で設置することが基本です。

輻射熱冷房は、面や板部分を冷やすことで、氷の近くにいるような涼しさを感じることが出来る冷房です。
面が冷たいことで、室内の空気も少し下げることが出来ます。

風がなく快適な冷房となり、多少暖かい空気が入ってきても暑さを感じにくいところも特徴です。
空気ではなく、体を直接冷やす効果があるので、実際の室温よりも涼しく感じるのです。

しかし輻射熱冷房は、冷たい機器の部分に結露しやすくなります。
水滴が落ちる場合も多く、見た目には微妙な印象です。
また湿度を下げる効果はほとんどないので、快適な冷房の為には、除湿を別に追加する必要があります。

設備にかかる費用が、エアコンよりもかなり高くなってしまう点も弱点といえます。
冷房本体が大きくなり、他に冷たくするための装置も必要となるので、コストが上昇してしまうのです。
さらに冷房が効き始めるまでに時間がかかるので、運転している時間も長くなってしまいます。

日本の夏の気候を考えると、エアコンが一番適した冷房といえそうです。
輻射熱冷房は、結露や除湿などに対する対策が必要になるので、どうしても複雑な装置になってしまいます。
快適さでは輻射熱冷房も捨てがたいのですが、設置の大変さやコストを考慮すると、勧めにくい冷房なのです。

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