換気扇いろいろ 換気について
実際に製品化されている換気扇には、いろいろな種類があります。
そこで換気扇の種類や特徴を紹介しましょう。
パイプファンは、壁に取り付ける換気扇です。
壁に丸い孔を開け、パイプを埋め込む形で設置するのでパイプファンと呼ばれます。
設置が簡単で安価なところが特徴です。
ダクトファン・ダクト用換気扇は、換気扇と給気口や排気口をダクトでつなぐタイプの換気扇です。
ダクトの設置が大変で、コストも高くなってしまいます。
しかし一つの換気扇で複数の部屋を換気したり、換気扇の騒音が聞こえにくいという特徴があります。
通常は給気口や排気口を天井に設置するので、目立ちにくいという特徴もあります。
天井埋込型換気扇は、ダクトファンの一種ですが換気扇が天井面に付きます。
騒音の面では不利となりますが、ダクトを比較的自由な場所に配置できます。
また換気扇が天井面にあるので、目立ちにくいという特徴もあります。
パイプファンより高価ですが、ダクト用換気扇より安価です。
熱交換型換気扇・気調換気扇は、排気する熱を回収し、給気に取り込む換気扇です。
冷暖房による快適な温度の空気を、換気の際に無駄にしにくくなるので冷暖房費を節約できます。
コストは、パイプファンよりかなり高価です。
天井扇は、天井に設置する扇風機といえるでしょう。
換気というよりは、室内の空気を均一に攪拌する効果があります。
デザインに様々な種類があるので、インテリアに合った機器を選びましょう。
インテリア型換気扇は、パイプファンの中でもデザインに気を配った換気扇です。
壁に付くと目立ちやすいので、デザインを良くして気にならないように配慮した換気扇といえます。
通常の換気扇より換気量は少なめになりますが、フィルター機能などを付加した製品が多く、機能的な換気扇ともいえます。
通常のパイプファンより若干高価となります。
同時給排気形換気扇・Q−hiファンは、一つのパイプで給気と排気の両方を行う換気扇です。
設置の手間を減らせ、換気口が一つですむところが特徴です。
同じ羽の大きさのパイプファンより、換気量がかなり少なくなるので注意が必要でしょう。
熱交換機能を持った換気扇も多くなります。
通常のパイプファンより高価となりますが、給気口が不要な点を考えると同等ともいえます。
換気扇には、いろいろな種類があります。
あなたの住まいやインテリアに応じて、さらにコストとのバランスを考えながら選びましょう。