バス水栓とシャワー水栓 浴室の設備
浴室には、浴槽にお湯を入れるためにバス水栓と、髪や体を洗うためにシャワー水栓が必要です。
シャワー水栓ひとつで、お湯はりと洗髪を併用する場合もあります。
バス水栓は、浴槽にお湯をはるために使います。
お湯の量を調整することは少なく、お湯の温度を換えることも少ないので、デザインで選ぶことが中心となりそうです。
浴槽に入っているときに邪魔にならないことも、大切なポイントとなります。
最近では給湯器と連動して、スイッチひとつで自動的にお湯をはる機能も増えています。
温度設定も手軽で、忘れてしまってお湯が溢れることもなくなるので便利です。
シャワー水栓は、体や髪を洗ったり、シャワーを浴びたりと、実際に手に取って使う事が多い水栓です。
そこでデザインと共に、使いやすいことも大切です。
シャワー水栓の使いやすさのポイントは、シャワー部分の持ちやすさとお湯の調整です。
シャワーヘッド部分を持って使うことも多くなるので、この部分が持ちやすいことは大きなチェックポイントなのです。
出来れば、実際にショールームで確認したいところです。
お湯の温度や水量を調整しやすいことも大切です。
最近はワンレバーで自動温度調整機能が付いたシャワー水栓がほとんどですが、レバー部分のデザインによっては使いにくい場合もあります。
レバー部分が小さいと操作しにくくなりますし、お湯の温度がレバーに伝わって熱くなることもあります。
シャワーとして使う場合は、シャワーの水流やセットする高さもポイントとなります。
シャワーの水流を幾つか換えられるシャワーヘッドがあります。
若干高価になりますが、節水や快適さに効果があるので、より快適なシャワーを楽しみたいならお勧めです。
シャワーをセットする高さは、家族の身長によってもかなり変わります。
手がとどく範囲で、背が高い家族に合わせて、シャワーをセットする高さを決めましょう。
バー状でシャワーの高さを自由に変えられる製品もありますが、使うたびに高さをセットするのは意外に手間がかかりますし、汚れやすいという弱点もあります。
その他にも、特殊な水栓としてボディーシャワーもあります。
ボディーシャワーは座ったままシャワーを浴びることが出来る水栓ですが、髪が洗いにくいという弱点もあります。
また周囲に水が飛んでしまうので、扉の換気口などから水漏れすることもあります。
浴室で使う水栓は、使いやすさとデザインを兼ね備えていることが大切です。
水量や温度調整のしやすさと、シャワー部分の使いやすさがポイントです。
デザインについては好みがいろいろありますが、使いやすさや価格とのバランスを考えることも大切でしょう。
デザインで数個の水栓を選んで、使いやすさが一番の製品を選べば、デザインと機能を両立できます。