カガミ 鏡 浴室の設備
浴室に設置する鏡には、湿気に強いことが要求されます。
また設置する高さや位置に注意する必要があります。
浴室に設置する鏡は、常に湿気にさらされます。
普通の鏡は高温多湿に弱く、短期間のうちに腐食して鏡に染みのようなものが発生することが多くなります。
そこで浴室に使用する鏡には、耐食鏡や耐蝕鏡と呼ばれる、湿気に強い鏡を使う必要があるのです。
反射面を塗装で保護している鏡なので、再カットなどは出来ません。
鏡のデザインやサイズにはバリエーションがあるので、浴室に適したサイズやデザインの鏡を選びましょう。
浴室用の鏡には、曇り止め加工を行った製品もあります。
また曇り止め用のコーティング剤もあります。
コーティング剤のほうがコストは安くお手軽なのですが、定期的に塗りなおす必要があります。
鏡の面を強くこすると曇り止めの効果がなくなってしまうこともあるので、掃除は水をかけるだけが基本です。
汚れが取れなかったら、軽くやさしく拭いて汚れを落とします。
曇り止め加工とコーティング剤はどちらも原理は同じで、超親水性の性質を利用しています。
曇りの原因となる水滴を平らに伸ばすことで、鏡が見えなくなることを防止します。
浴室で使う鏡は、設置する高さが大きなポイントです。
鏡は、見ているときの目の高さに合わせることが基本です。
椅子が変われば高さも変わりますし、家族の背の高さの違いもあるでしょう。
縦長の鏡なら、目の高さが多少変わってもしっかり見ることが出来ます。
設置する場所は、見やすい位置であることを確認しましょう。
水栓が邪魔になったり、鏡を見るたびに振り向く必要があると、使いにくくなってしまいます。
浴室の鏡は、耐食性と鏡のサイズ、そして設置する位置が大切です。
どれか一つ欠けても使いにくい鏡になるので、しっかりチェックしましょう。
その上でコストやデザインを考えて選べば、使いやすく満足出来る鏡となります。