エコウィル エコロジーな給湯機器
エコロジーな給湯器であるエコウィルは、ガスエンジンで発電を行い、その時に発生する熱を給湯に利用する給湯器です。
お湯が少なくなってもガス給湯器を併用できるので、お湯切れの心配がありません。
エコウィルは、都市ガスやLPガスで動くガスエンジンで発電を行います。
その電気は、家庭内で使用する電力として利用します。
さらにガスエンジンから発生する熱を利用して、水を温めてお湯を作ります。
通常のガス給湯器よりも、2割ほどエネルギーを有効利用できます。
このエコウィルは、エネルギーを効率よく利用するコージェネレーションシステムの一種なのです。
発電する際に、通常は無駄になってしまう廃熱を活用できるので、エネルギーの利用効率が上がります。
送電などのロスもほとんどないので、電線から電気を受け取るよりも効率が高くなります。
ただ現状では電気会社との関係からか、1日に発電出来る電気の量が限られて、停電時にも発電できないという条件もあります。
エコウィルは、ガスエンジンを組み込んだ発電ユニットと貯湯タンクの組み合わせで構成されます。
給気や排気も必要で、適切な設置場所を確保する必要があります。
ガスエンジンがあるので、発電時には振動や騒音が発生します。
ですが発電は通常、起きて生活しているときに行うので、あまり気になりません。
お湯を使う時間に合わせてお湯を作ることも出来るので、貯めたお湯の熱のロスがエコキュートより少なくなります。
エコウィルは、エネルギー効率の高さが大きなポイントです。
その為に補助金の額も、エコキュートより高くなっています。
電気代や給湯にかかる費用をまとめた、トータルの光熱費を減らすことが出来ます。
特にエコキュート用の特別のガス料金があるので、お得です。
設置の際には機器のコストが高めですが、毎月の光熱費を減らせるので、長い目で見れば経済的なのです。
エコウィルの貯湯ユニットの大きさは、お湯の1日の使用量に応じたサイズを選びましょう。
エコキュートよりかなり小さめでも、使用時間に合わせてお湯を作ったり、補助のガス給湯も出来るので問題ありません。
温めたお湯を無駄にしないためにも、適度なサイズの貯湯ユニットを選ぶのがポイントです。
またエコウィルは、作る電気よりも沢山のお湯を作ることになるので、温水式の床暖房などを併用しやすくなります。
暖房にも活用すれば、光熱費をさらに減らすことにつながるのです。