エネファーム エコロジーな給湯機器
エコロジーな給湯器であるエネファームは、ガスから水素を取り出し、空気中の酸素と反応させて発電します。
発電時に出る熱をお湯を沸かすことに利用するので、効率が高い給湯器となります。
お湯が足りない場合はエコウィル同様に、ガス給湯器を併用できます。
エネファームは、都市ガスやLPガスから水素を取り出します。
この時に二酸化炭素や熱も発生し、熱は給湯に利用します。
取り出した水素と空気中の酸素を反応(燃料電池)させることで、電気と熱が発生します。
出来た電気は家庭用の交流電気に変換して、家庭内で使用する電気となります。
発生した熱も利用して、お湯を作ります。
結果として、燃料の持つエネルギーの80パーセント程度を利用することができます。
エネファームの最大の欠点は、機器が非常に高額になる点です。
補助金もかなり高額なのですが、それを差し引きしても、設置にかかるコストが高額なのです。
また現状では電気会社との関係からか、1日に発電出来る電気の量が限られて、停電時にも発電できないという条件もあります。
エネファームはお湯を作るのと同じくらいの電気を作れるのですが、作る電気の量が制限されているのです。
エネファームは、水素を取り出し発電する燃料電池ユニットと貯湯タンクの組み合わせで構成されます。
給気や排気も必要なので、適切な設置場所を確保する必要があります。
機械的に動く部分が少ないので、発電時でも比較的静かです。
お湯を使う時間に合わせてお湯を作ることが出来るので、貯めたお湯の熱のロスがエコキュートより少なくなります。
エネファームは、エネルギー効率の高さが大きなポイントです。
しかし機器のコストの高さは、大きなネックとなります。
利用できる補助金もかなり高額なのですが、それ以上に機器の設置コストが高すぎるのです。
そこでエネファーム用の特別のガス料金と、光熱費を減らす効果を考えあわせても、経済的とはいえません。
電気を含めた省エネルギーの効果は高いのですが、発電量の制限や設置コストを考えると、なかなか勧めにくい給湯器なのです。
もちろん、省エネルギーを強く意識する方にはお勧めの給湯器です。
エネファームの貯湯ユニットの大きさは、お湯の1日の使用量に応じたサイズを選びましょう。
エコキュートよりかなり小さめでも、使用時間に合わせてお湯を作ったり、補助のガス給湯も出来るので問題ありません。
温めたお湯を無駄にしないためにも、適度なサイズの貯湯ユニットを選ぶのがポイントなのです。