屋外 部屋別照明計画のポイント
屋外で使用する照明には、玄関ポーチを照らす照明や勝手口やベランダを照らす照明があります。
さらに住宅本体以外の場所に取り付ける、門扉の照明や庭の照明などもあります。
ここでは住宅に直接取り付ける、玄関ポーチとベランダなどを照らす明かりを中心にチェックしてみましょう。
外部に使用する照明は、防雨型の照明機器から選びます。
浴室の防湿型とは異なり、雨や風の力に負けない照明機器が必要なのです。
玄関ポーチに使用する照明は、床を照らすことが基本です。
明るさはそれほど必要ないのですが、床からドアの鍵、さらにインターホンの操作部分など、結構広い範囲を照らすことも必要となるのです。
壁付の照明は比較的広い範囲を照らせます。
天井(軒天)につける照明は、広い範囲を照らせる照明機器を選ぶのが基本です。
またカメラ付のインターホンを使用する場合は、来客の顔が見やすくなるような照明が必要となることもあります。
夜間に長い時間点灯したままにすることも多くなるので、寿命が長く節電できる照明機器がお勧めです。
LED照明を選ぶ場合は、広い範囲を照らす照明機器を選びましょう。
人が近づいたら光るセンサーライトも便利ですが、道路から玄関までが近い住宅では、センサーの範囲をしっかり調整しないと、人が道路を通っただけで反応して点灯してしまうこともあります。
ベランダなどを照らす明かりは、スポットライトが便利です。
スポットライトは光の向きを変えられるので、必要なところを照らせます。
勝手口にも同様にスポットライトを選べば、段差やごみ置き場など照らすところを調整できます。
屋外で使用する照明には、防雨型の照明機器が必要です。
選ぶポイントは、明かりが必要な場所を確認して、その部分を照らせる照明を選ぶことです。
外部に使用する照明は、住まいや庭のつくりによって、選び方もかなり変わってきます。
そこで必要な明かりを想像しつつ、それに適した照明機器を選ぶことが必要となるのです。