OMソーラー 2011年版 太陽利用設備の主要なメーカー
太陽利用設備のシステムであるOMソーラーは、暖房用ソーラーシステムを作っています。
実際には住まいのプランや工事にも大きな関連があるので、太陽熱を利用したシステムをOMソーラーに登録している工事会社(工務店)が工事を行う形となります。
OMソーラーは、暖房用ソーラーシステム考え方を販売している会社ともいえるのです。
OMソーラーの特徴は、屋根で熱を集め、基礎のコンクリートに熱を蓄えて暖房に利用するシステムです。
快適な床暖房を、電気代や燃料費無しに実現できるのです。
屋根に設置する集熱器には太陽電池が組み込まれ、熱を床下に送るファンを動かします。
基礎のコンクリートに蓄えた熱は、自然と床上に上がってくるので、動力としての電気も必要が無い暖房システムとなります。
夏には、夜の涼しい空気を基礎コンクリートに蓄え、冷房の補助として使用することも可能です。
地域や季節によっては効果が無いこともありますが、地域によっては効果的な場合もあります。
ファンの動力が必要となるので、電気代がかかってしまうのがネックでしょう。
OMソーラーの暖房用ソーラーシステムには、住まい全体の断熱性能や気密性能も要求されます。
熱が逃げやすい住まいだと、せっかく蓄えた熱が早く冷めてしまいますし、暖房効果も低くなります。
暖房効果を高める為には、高断熱高気密の住まいが必須なのです。
また雨や曇りの日には、十分な暖かさが得られません。
晴れの日でも、地域によっては暖房効果が不足することもあるので、補助暖房機器が必須です。
OMソーラーの動きが分かる、タッチパネルリモコンもあります。
分かりにくいOMソーラーの働きを知られてくれるので、効果を実感しやすくなります。
またOMソーラーの集熱パネルと太陽光発電を一体化した、エコスカイルーフもあります。
三菱製の発電パネルを利用した製品です。
OMソーラーの暖房用ソーラーシステムは、太陽熱を使って暖房を行える省エネルギーな暖房機器です。
燃料や電気を使わずに暖かさを得ることが出来るので、エコロジーや温暖化対策に有効なのです。
大きな弱点は、設置コストの高さです。
集熱システムだけでなく、高断熱高気密の住宅とする必要があるので、必要なコストもかなり高くなってしまいます。
もともと高断熱高気密の住宅を作る場合は、設置コストの回収は比較的簡単になります。
しかしOMソーラーの目的で高断熱高気密の住宅とするには、コストが掛かりすぎるのです。
つまりOMソーラーによる暖房用ソーラーシステムは、あなたが求める住宅が高断熱高気密であることが必要なのです。
2011年12月作成