太陽熱温水器 太陽利用の設備
住まいに設置できる太陽利用設備である、太陽熱温水器について紹介しましょう。
太陽熱温水器は、給湯の部分でも紹介しましたが、太陽の熱を集める集熱器とお湯を貯める貯湯槽で構成されます。
集熱器と貯湯槽が分離した強制循環型と、集熱器と貯湯槽を一体化した自然循環型があります。
太陽熱温水器は、一度設置してしまえば、ほとんど光熱費をかけずにお湯を作ることが出来ます。
受光した太陽光エネルギーの50パーセント程度を、熱(お湯)として利用できるのです。
太陽光を利用する設備としては効率が高く、比較的短期間で設置の際にかかる費用を光熱費の減額分で回収できます。
温暖な地域では、水を直接温める太陽熱温水器の方が安価で使いやすくなります。
しかし寒冷地では水が凍ってしまうので、若干高価な不凍液を循環させるタイプが必要となります。
太陽熱温水器に対する補助金は、地方自治体が独自に行っています。
その為、設置する地域次第では、補助金が受け取れないこともあります。
しかし補助金がない地域でも、晴れの日が多い地域ならば、設置費用は光熱費で十分回収できるはずです。
太陽熱温水器は、太陽熱をそのまま活用できる点で効果が高いエコロジーな設備機器です。
天気が良ければ日々の光熱費をかなり減らすことが出来るので、設置費用の回収が比較的容易です。
組み合わせる給湯器が限られるという弱点はあるものの、エコロジーの面でも、節約の面でも、太陽熱温水器はお勧めの太陽利用の設備機器なのです。