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集中換気と個別換気

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集中換気と個別換気  換気について

換気扇には一箇所の換気扇で住まいの各室全ての換気を行う集中換気と、各部屋個別に換気を行う個別換気があります。
また複数の部屋で通気を可能として、その数室分をまとめて換気を行う中間的な換気方法もあります。

集中換気は、換気扇と各部屋をダクトと呼ばれるパイプをつないで換気を行います。
通常は給気と排気を専用の換気扇で行う、第1種換気が採用されます。

集中換気を行う場合、熱交換を行うことも多くなります。
給気口と排気口を離して設置できるので、換気効果を確保しつつ熱交換を行うことが出来る、理想的な換気となります。

集中換気は、設置費用が高くなります。
換気扇は1箇所で済むのですが、長いダクトが必要なので、かなり設置費用がかかってしまうのです。
またダクトの部分にホコリが溜まったり、カビが発生する危険性も若干あります。
ダクトのメンテナンスも必要なので、コストの面ではかなり不利となってしまうのです。

集中換気の場合、キッチンやトイレなど局所換気を併用しにくいという点にも注意が必要です。
トイレの場合は、臭いを出すのに時間が長くかかってしまいます。
キッチンの場合は別の換気扇とすることも多く、給気を考えないと各部屋の換気のバランスが崩れてしまう可能性があるのです。

局所換気は、部屋毎に換気扇を設置します。
部屋の使い方に応じた換気計画とすることが出来る点が最大のポイントです。
トイレやキッチンなど局所換気についても、最適な換気計画が可能です。
部屋によって第1種換気と第3種換気の使い分けなど、自由度が高いところも特徴といえるでしょう。

各室に換気扇を設置する為に、電気代は集中型よりかかります。
部屋の数が多くなると換気扇の数も多くなり、換気扇にかかる電気代が増えてしまうのです。

また個別換気用の熱交換型換気扇を使用する場合、実際に有効な換気量が確保できない場合もあります。
給気口と排気口が極めて近くなっているので、換気扇の近くの空気しか換気できないという弱点を持つのです。
せっかく屋外に排出した空気を、そのまま取り込んでしまう可能性も高くなります。

集中換気は冷暖房と組み合わせた、トータルの空調を行う場合には効果的です。
全館空調の際には換気も行うことがほとんどなので、非常に快適となります。
しかし換気だけで集中換気を行うと、個別換気の部分やダクトのメンテナンスなどの弱点が大きく目立ってしまいます。

通常の住まいには、個別換気が簡単で効果的です。
部屋毎に最適な換気を選べますし、個別換気の調整もしやすくなります。

弱点である電気代の高さを減らすには、2,3部屋の換気をまとめて行うことも考慮しましょう。
第3種換気の場合、普通の大きさの部屋2,3室分を一つの換気扇でまかなうことが出来ます。
部屋の間を通気できれば、大きなひとつの部屋として換気が可能なのです。

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