火災警報器 2013年版 家電・その他の設備
住宅用火災警報器は、現在の住まいには必須の設備です。
法規で設置が義務付けられているので、寝室や階段には必ず設置しなければなりません。
住宅用火災警報器は、火災の際の煙や熱を感知して、大きな警告音で住まいの中にいる家族に知らせる装置です。
住宅で火災が発生した際に、素早く逃げることにつながります。
通常の火災警報器には自動的に消防署などに通報する機能はないので、火災が発生した際に早く気づいて、逃げる時間を確保することが目的です。
警報が鳴ったら、家族全員を急いで屋外に連れ出すことが大切です。
火災警報器には、煙を感知するタイプと熱を感知するタイプがあります。
調理中に煙を発するキッチンでは、熱を感知するタイプを設置します。
その他の部屋では、煙を感知するタイプを設置します。
タバコの煙にも反応する場合があるので、喫煙場所には注意する必要があります。
通常の住宅用火災警報器は単独で設置して、煙を感知した警報機だけが警報音を発します。
ですが製品によっては、住まいに設置した全ての火災警報機が連動したり、ホームセキュリティーにつないで通報ができる火災警報器もあります。
単独で設置するタイプの火災警報器は、電池で作動する製品が主流です。
10年程度の寿命を持つので、10年ごとに取り替える必要があります。
住宅用火災警報器の設置が必要な部屋は、寝室と寝室がある階の階段部分です。
また部屋が多い住まいでは、廊下に設置が必要な場合もあります。
キッチンや他の部屋については、地方自治体によって設置が決められている場合があります。
最近では火災警報器の価格が下がり、手軽に設置できるようになりました。
既存の住まいにも設置する必要があるので、設置していなかったら、今からでも寝室やキッチンに取り付けましょう。
住まいに設置する火災警報器には、いくつかのメーカーがあります。
その中でも、主要なメーカーの火災警報器の特徴を紹介しましょう。