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LED  照明の最新トレンドいろいろ

照明機器のトレンドであるLEDは、使う電力が少なく寿命が長いという特徴があります。
既に電球の代わりとしてかなり普及していて、照明機器も電球の替わりにLEDを使用した製品が多くなっています。

白熱電球の生産はほとんど終了(ハロゲンランプなどはまだ生産)しているので、今後ますます電球型LEDが増えることが予想されます。
LED照明は、電球の代わりに使用する場合と、蛍光灯の代わりに使用する場合では、かなり特徴が違ってきます。
そこで電球に対する比較と、蛍光灯に対する比較は、分けて考えることが大切です。

電球の代わりにLEDを使用する場合は、かなり多くの点でLEDに利点があります。
使う電力が極めて少なくなります。
LEDは電球と比べて1/7程度の電気しか使わないので、省エネに最適なのです。
電球型蛍光灯と比べても、半分程度の電気しか使いません。

LEDは長寿命な点も大きな利点です。
40,000時間(新品の70パーセント程度の明るさを得られる期間)の寿命を持つので、1,000時間程度の寿命の電球よりも、40倍長持ちすることになります。

寿命と価格で考えると、電球型LEDが白熱電球の40倍の価格で同等の価格ということになります。
4,000円のLEDは100円の白熱電球と同等の価格と考えることも出来るのです。
さらに電球型LEDの方が消費する電気がかなり少ないので、電気代を節約できます。
トータルのコストで考えると、LEDは経済的なのです。

LEDは光る方向を調整しやすいという利点もあります。
もともとLEDは鋭い光を放ちますが、レンズを通すことで光を広げているのです。
そのレンズによって、明るさの広がる範囲を調整することが出来るのです。

LEDの弱点は、色を鮮やかに見せる性能(演色性)が白熱電球には及ばない点です。
食事を綺麗に見せたり、化粧や衣類を色鮮やかに見せる性能の点では、どうしても白熱電球には及ばないのです。
色を鮮やかに見る必要がある場所には、出来るだけ演色性が高いLEDを使うようにしましょう。


LEDと蛍光灯を比べると、かなり性格に差が出てきます。
LEDは少ない光や狭く鋭い光るが得意なのに対して、蛍光灯は大きく長いほうが明るさを確保しやすくなるのです。
その原因は発光原理にあります。

LEDは発光ダイオードを集めることで必要な光の強さを確保しています。
電気回路のようなものなので熱に弱いという弱点があり、熱くなると発光効率が悪くなります。
明るくしようとして大きくしたり、複数を集めると、熱くなって光が弱まってしまうのです。
そこで電球程度の明るさで使用することが、現状の照明機器としては一番効率が高い使い方となるのです。

蛍光灯の場合、蛍光体に放電で発生する紫外線を当てることで目に見える光に変えます。
この蛍光体の面積が広い方が、より効率的に光を出すことが出来るのです。
そこで電球型蛍光灯よりも、円形や長い直線の蛍光灯の方が効率が高くなるのです。

部屋全体を照らす照明としては、最新の蛍光灯と比べると、LEDは発光効率が劣ってしまいます。
さらに寿命の点でも、最新蛍光灯の15,000時間程度に対し、LEDは40,000時間と極端に変わるわけではありません。
部屋全体を照らすLEDは照明機器一体である場合が多く、ランプ部分の交換コストで考えるとかなり不利になるのです。

LED照明は、明るさが変えられたり、光の色を変えられたりする機器もあります。
特に部屋全体を照らす照明機器ではLED独自の機能を追加することで、照明機器のコストの高さをカバーしているのです。
特に光の色を変えられるというのは画期的で、気分や時間に適した色の光に変えると、屋内がより豊かな空間となります。


最新トレンドである現在のLED照明は、電球の代わりに使用するのが一番効果的な使い方です。
電球型蛍光灯よりも早く点灯しますし、使う電気代も減らせます。
従来の電球用の照明機器がそのまま使えるので、ランプ以外のコストを抑えることが出来る点でも有利なのです。

部屋全体を照らすLED照明としては、光の色を変えられる機能が一番のポイントとなります。
明るさや効率の点では新型蛍光灯と変わらないので、コストが高めなLED照明を選ぶ場合は、独自の機能に魅力を感じるか否かが選択のポイントとなるのです。

                                             2012年2月更新

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