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エアコン暖房

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エアコン暖房  冷暖房・空調設備

住まいの暖房を行うエアコン暖房には、どんな特徴があるのか紹介しましょう。
エアコンはエア・コンディショナーの略で、空気を温めることで室内の温度を上げる暖房です。
冷房とは逆に、ヒートポンプと呼ばれる装置で暖かさを得ます。
熱媒(冷媒と同じ)と呼ばれる物質(代替フロンなど)を循環させ、屋外で熱を奪い、室内側で熱を放出することで室内を温めます。

電気を動力源としたエアコンが主流ですが、ガスや石油(灯油)も動力として利用されます。
最近では電気によるエアコンでも、氷点下を下回る低温時でも暖房効果が高くなりました。
しかし本当に寒い地方では、暖房の能力が不足することもあります。

ガスや石油によるエアコンは、暖房時には廃熱を利用することが出来ます。
ヒートポンプだけでなく、エンジンからの熱を暖房に利用できるので、寒冷地での暖房には有利となるのです。

エアコンによる暖房は、効率の高さが大きなポイントです。
効果的に暖房が出来る気温であれば冷房時同様に効率が高いので、光熱費が安くなります。
ガスや石油を動力としたエアコンは廃熱も利用できるので、さらに有利です。

暖房にかかる時間も比較的短く、使いやすさも兼ね備えます。
スイッチを入れて数分で温かい風が出てくるので、部屋を早く温めることができます。

しかしエアコンによる暖房は、空気を乾燥させてしまうという大きな欠点があります。
ただでさえ乾燥しやすい冬の時期に、暖房することでさらに乾燥してしまうのです。
乾燥すると喉が痛くなったり、風邪やインフルエンザにかかりやすくなるので、大きなマイナスとなります。
エアコンは、加湿器などを湿度をキープする機器を併用することが欠かせない暖房なのです。

またエアコンは風を起こします。
部屋の空気とりこんで、暖かい空気とすることで暖房を行うので、風が発生してしまうのです。
乾燥している冬の時期は、風が起こるとホコリも舞いやすくなります。

エアコンにより暖房は設置場所が高いところになる場合が多く、床面近くで寒さを感じやすいという欠点もあります。
送風の工夫でかなり改善されてはいますが、床に置く暖房機器に比べて、床の寒さが気になりやすいのです。
天井の近くだけが暖かく、立ち上がったら暑く感じることもあるほどです。

エアコンは、効率や使いやすさではポイントが高い暖房方式です。
しかし乾燥や風が起こるという弱点もあるので、それを補う加湿器などの活用が欠かせない暖房なのです。
暖房の快適さの点で他の方式に負けているところが、大きな弱点といえるでしょう。

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