蓄熱暖房 冷暖房・空調設備
住まいの暖房を行う蓄熱暖房には、どんな特徴があるのか紹介しましょう。
蓄熱暖房は、深夜電力を利用して蓄熱を温め、その熱を輻射熱として活用する暖房です。
輻射熱暖房の快適さと同じ暖房方式で、熱を本体に蓄えている点が最大の特徴といえます。
室温が低い場合は、強制的に送風して温度を上げる機能もあります。
24時間暖房が基本で、快適な暖房方式といえるでしょう。
蓄熱暖房は本体に熱を蓄えるので、暖房機器がかなり重くなります。
床の補強が必要となり、転倒防止の壁補強も必要です。
設置の際には、かなり注意が必要な暖房なのです。
外気の温度によっては、暑さを感じることもあります。
蓄熱した熱は自然と室内を暖めるので、冬でも暖かい日になると、暖房が利きすぎてしまうこともあるのです。
暖かさをコントロールしにくいところが、蓄熱暖房の最大の弱点なのです。
蓄熱暖房は、深夜電力を利用する24時間の輻射熱暖房です。
深夜電力を利用するので、暖房費が安くなるというメリットもあります。
輻射熱暖房特有の快適さも備えつつ、設置費用が比較的安価な点もポイントといえるでしょう。
しかし暑さをコントロールしにくいという弱点もあります。
熱を溜めておくので、急な気温の変化には対応しにくくなってしまうのです。
蓄熱暖房は、住まいの断熱性能や部屋の大きさ、さらに冬の寒さなどを十分検討のうえで設置する必要があります。
設置場所には補強も必要なので、あらかじめしっかり計画しておくことが大切な暖房なのです。