暖炉 冷暖房・空調設備
住まいの暖房を行う暖炉には、どんな特徴があるのか紹介しましょう。
暖炉は、暖房機の内部で薪やガスを燃やすことで暖かさを得る暖房です。
全体が暖かくなるので、輻射熱による暖房も加わって、独特の暖かさを得ることができます。
電気を使用するインテリア的な暖炉もあります。
薪を利用する暖炉は、空気を取り入れる通気口と煙突が不可欠です。
さらに薪を保管する場所も必要となります。
灰を取り出したり、煙突の定期的なメンテナンスも必要です。
このように薪の暖炉は手間がかかりますが、暖かさや自然の炎の味わいは、他の暖房機器では得られない独特なものがあります。
手間がかかるゆえに、愛着も湧いてくる暖房といえるでしょう。
暖かさは薪の量で多少は調整できますが、暖かい冬の日には暑さを感じることもあります。
ガスを使う暖炉は、炎の味わいはかなり少なくなりますが、メンテナンスは圧倒的に楽になります。
煙突も不要ですが、通気口とガスの接続が必要となります。
排気を強制で行うタイプと、室内で燃焼が完結するファンヒータータイプがあります。
どちらも暖房としての性能はさほど高くないので、大きな部屋には向きません。
電気を使う暖炉は、メンテナンスフリーが一番のポイントです。
しかし暖房の能力が低めで、炎も擬似的なものなので、味わいには欠けてしまいます。
暖炉というからには、薪の暖炉を使用したいところです。
ガスや電気を使用する暖炉は、味わいや暖かさの面で、薪の暖炉にはかないません。
インテリアとしての暖炉となってしまうのです。
薪を使う暖炉は、かなりの暖かさを得ることができます。
炎から直接来る熱だけでなく、熱くなった暖炉からの輻射熱が部屋全体を温めてくれます。
暖炉を家族みんなで手入れするようにすれば、コミュニケーションを深めることにもつながるでしょう。
家族団らんのためにも、暖炉は効果的な暖房といえるのです。