オイルヒーター 手軽な冷暖房家電機器
手軽な冷暖房家電機器の中でも、オイルヒーターの特徴を紹介しましょう。
オイルヒーターは、輻射熱暖房のひとつで、暖房の快適さが一番のポイントとなります。
輻射熱暖房特有の体の芯から温まる感覚が、手軽な暖房機器としては大きな特徴なのです。
風を使わない暖房なので、ほこりの舞い上がりなどを防ぐことも出来ます。
風が当たっているところだけが熱く、他の部分は寒いままということも少なくなるので、非常に快適な暖房となります。
オイルヒーターは日本のメジャーな家電メーカーはほとんど製品化していません。
ヨーロッパのメーカーや日本の中小家電メーカーの製品が主流になります。
オイルヒーターは、暖房機器としては優れているのですが、温まるまでに時間がかかります。
必要なときに温まらないので、手軽に購入できる反面、ちょっと使いにくい暖房機器です。
タイマー付の製品もありますが、毎日設定が必要だったりする製品がほとんどなので、使いにくいのです。
また電気代もかかります。
エアコンよりも消費電力が大きく、1日中使うと電気代が高くなりがちなのです。
対応できる部屋の大きさは10畳程度が限界です。
あまり広い部屋には向かないので、個室向きの暖房といえるでしょう。
オイルヒーターのような輻射熱を利用する暖房器具は、断熱性能が高く隙間風が少ない住まいで使うことが基本です。
断熱性能が劣る住まいでは快適な暖房にならない可能性もあるので、温暖な地域でも窓にペアガラスを使った住まいが前提となるでしょう。
温まるまでに時間がかかるので、タイマーを上手く活用して使うことが大切です。
24時間暖房を行うと電気代が相当かかるので、必要最小限の時間で使うことがポイントなのです。
2010年1月作成