パネルヒーター 手軽な冷暖房家電機器
手軽な冷暖房家電機器の中でも、パネルヒーターの特徴を紹介しましょう。
パネルヒーターは、面を温めることで暖かさを得る暖房です。
遠赤外線の輻射熱を利用する、即効性のある輻射熱暖房なのです。
パネルヒーターはマイカヒーターなど、遠赤外線を発するヒーターを利用しています。
正面だけが暖かいという、輻射熱暖房としては少し珍しい特徴を持ちます。
部屋全体を温めるというより、パネルヒーターは正面にいる人だけを温める暖房機器です。
コンパクトなタイプは個人用、大きくても8畳程度が暖房の目安となります。
パネルヒーターは表面の温度が比較的低く、触ってもすぐには火傷しないところも特徴でしょう。
発熱体が見える電気ヒーターとしては、小さい子供が触っても安全なヒーターなのです。
パネルヒーターは、他の電気式ヒーター同様に電気代がかかります。
しかも温める範囲が狭いので、暖房性能に対する電気代で考えると、かなり不利となってしまいます。
パネルヒーターは機器の前は暖かいものの、部屋全体を温めるには向かない暖房なので、メインの暖房としては使いにくい暖房機器です。
即効性のある輻射熱暖房なので、早朝や帰宅直後のスポット的な活用が主になります。
また書斎スペースやキッチンの足元出の利用のように、一人の為の暖房機器としても効果が高い暖房器具なのです。
一人用の暖房としては快適な暖かさを備えているので、上手く使いこなすことが大切です。
2010年1月作成