カーボンヒーター・ハロゲンヒーター 手軽な冷暖房家電機器
手軽な冷暖房家電機器の中でも、カーボンヒーター・ハロゲンヒーターの特徴を紹介しましょう。
カーボンヒーターやハロゲンヒーターは、発熱体を加熱し、その熱を直接暖房に利用します。
暖房効果を高める為に、背面に反射板を配することが一般的です。
カーボンヒーターは遠赤外線を中心に発熱するので、発熱体が暗めで一見暖かさが足りない感じもありますが、体の芯から温めてくれます。
ハロゲンヒーターは近赤外線を中心に発熱するので、発熱部分が明るく、光が当たっている部分は暖かさを感じやすいのですが、背中などが寒いままになりやすい暖房です。
カーボンヒータの方が快適な暖房ですが、ハロゲンヒーターの方が安価で購入しやすくなります。
カーボンヒーターやハロゲンヒーターは、どちらもすぐに温まり、即効性がある暖房です。
しかし温める範囲は狭く、同じ場所に長時間当たっていると熱さを感じてしまうという弱点(特にハロゲンヒーター)もあります。
それを防ぐ為に、首振り機能がついている製品も多いようです。
カーボンヒーターやハロゲンヒーターは、パーソナルのスポット的な使用が基本です。
長く同じ場所が当たっていると熱さを感じたり、当たっていない場所は寒さを感じやすいという弱点があります。
また使用する電気も多いので、長時間使用すると電気代もかかってしまいます。
そこで、メインの暖房として使うには採用しにくい暖房機器となります。
スポットに向く暖房ですが、トイレで使用するには注意が必要です。
長い時間同じ姿勢でいる時に体の一部分が熱くなってしまう可能性が高いので、トイレにはあまり向かない暖房なのです。
カーボンヒーターやハロゲンヒーターは、脱衣室や玄関など、スポット的に暖かさが欲しい場所には最適な暖房です。
反面動作が止まることが多いキッチンやトイレでの使用には向かない暖房です。
効果的に使える部分が限られてしまうので、あれば便利なときもありますが、お勧めの暖房とはならないのです。
2010年1月作成