コタツ 手軽な冷暖房家電機器
手軽な冷暖房家電機器の中でも、コタツの特徴を紹介しましょう。
コタツは、テーブルの下にヒーターを配し、暖かさを得る暖房です。
上からコタツ布団をかぶせる必要がありますが、座った下半身を温めるという独特の暖かさがあります。
最近では椅子で使う足が長いタイプのコタツもありますが、ちょっと使用状態を想像しにくい製品といえます。
ヒーターは石英管タイプや遠赤外線を発するセラミックタイプなどいくつか種類があります。
最近ではコタツで全体を均一に温めるファン内臓タイプも多く、人感センサー付で省エネを重視したヒーターもあります。
薄型ヒーターや消臭機能付のヒーターもあり、ヒーターの種類はかなり豊富となっているのです。
コタツは大きなメーカーでは発売していません。
夏季のテーブルやコタツ布団の収納場所や、食事のテーブル化などもあって、使いにくい暖房機器となってしまいました。
とはいえ一人暮らしのテーブル兼暖房などには便利で、根強い人気が残っています。
暖房の効率で考えると、なかなか優れた暖房機器です。
布団でつくった小さな空間に熱を閉じ込めるという使い方なので、一旦温まると暖かさをキープしやすいのです。
しかし外に出ている部分は寒くなるので、他の暖房機器と併用することがほとんどです。
そうなると、コタツの暖房効率の高さもかすんでしまいます。
コタツは、動きが制限されてしまうところが大きな弱点です。
入っているときは独特な暖かさがあるのですが、出てしまうと効果がありません。
さらに長時間座った姿勢になるので、寝そべったりすることにもつながります。
最近の住まいでは、置き場所にも困ります。
食事をするテーブルは椅子をつかうことが多くなっているので、置き場がないのです。
リビングにコタツだと、座る場所によってはテレビが見にくくなってしまいます。
コタツは、現在の住まいでは使いにくい暖房となりました。
椅子を使った生活が中心となったので、コタツに座って家族の団欒というシーンがなくなってしまったのです。
そこでパーソナルな暖房が、一番の活用法となりそうです。
部屋全体は寒くない程度に軽く暖房しつつ、より快適な暖かさを得るためにコタツを使用するのが上手い活用法です。
頭寒足熱も実現できて、勉強や家での仕事にも効果がありそうです。
2010年1月作成