加湿器 手軽な冷暖房家電機器
手軽な冷暖房家電機器の中でも、加湿器の特徴を紹介しましょう。
加湿器は冷暖房機器というわけではありませんが、暖房を行った際の、室内空気の乾燥を改善する為に効果があります。
部屋の湿度が低くなると風邪やインフルエンザにかかりやすくなるので、それを防ぐ為にも効果があるのです。
加湿器には水を蒸気にする方法として、スチーム(加熱)方式や気化方式、ハイブリット方式や超音波方式があります。
スチーム方式は水を加熱・気化させて水蒸気を作ります。
気化方式はフィルターを通した水に風を当てて水を気化させるので、電気代が節約できますが、湿度をコントロールしにくく、カビなどのトラブルの可能性も高くなります。
ハイブリッド方式は、スチーム方式と気化方式を組み合わせた方式です。
超音波方式はコンパクトで発生する蒸気量が少ないので、部屋に設置するというより持ち運べるパーソナル向きの製品となります。
最近は、メジャーなメーカーではハイブリッド方式が主流です。
加湿の効率が高めな点に加えて、湿度をコントロールしやすいので採用されているようです。
加湿器には定期的な水の補給が必要なので、手間がかかります。
また湿度を高く設定しすぎると、早朝に結露しやすくなるので注意が必要です。
加湿器は、エアコンや床暖房など蒸気が発生しない方法で部屋を温める場合には、効果があります。
部屋の温度を上げると空気が乾燥した状態になるので、床暖房などの輻射熱暖房の際にも効果があるのです。
特にエアコンを使用して暖房を行う場合には、加湿器は必需品といえます。
冬の暖房の際に、室内の湿度を保ち、のどの痛みや不快感を防ぐには、加湿器の併用が欠かせないのです。
2010年1月作成