パナソニック 2013年版 HEMS(ヘムス)機器
HEMS(ヘムス)機器のメーカーであるパナソニックは、分電盤に接続して電気の量を測定するタイプのHEMSを作っています。
パナソニックのHEMS(ヘムス)機器は、エネルギーモニター用ユニットとエネルギーモニターのセットが基本です。
電気の測定には専用の分電盤が必要で、設置の際には専門業者による工事が必要となります。
電気の測定に特化したスマートHEMSと、水道やガスの使用量も測定できるECOマネシステムの2つのシリーズがあります。
パナソニックのHEMS製品であるスマートHEMSは、分電盤にエネルギー計測ユニット追加することで、家庭内で使用している電気の量をリアルタイムに知ることができます。
またAiSEGと呼ばれる規格に対応するエアコンやエコキュートなど家電製品を使用することで、自動的に節電を行うことも可能です。
スマートフォンなどからアクセスすることで、出掛けた先でエアコンの動作状態の確認やOFF操作が可能となります。
パナソニックのHEMS製品であるECOマネシステムは、システムに対応する水道の流量計などと組み合わせることで、水道やガスの使用量も知ることができます。
分電盤に接続できる太陽光発電やエネファームなど発電する機器の電気も、まとめてモニターできます。
また分電盤の回路ごと(子ブレーカー毎)に使用している電気の量を計ることしか出来ませんが、使う電力が大きい主要な機器は別回路とすることが多いので、かなり細かい部分まで電気の使用量を把握できそうです。
住まいで使用する電気などの量については、エネルギーモニターだけでなく、インターネットのルータに繋ぐことでパソコンやパナソニック製の新型テレビでも見ることが出来ます。
毎月500円程度のサービス契約を行うと、使いすぎの場合の選択機器をオフにしたり、豆知識を確認したり、バックアップデータをダウンロードすることなどができます。
パナソニックのHEMS機器は、専用の分電盤を使用することで、住まいで使用する電力の全てを見ることが出来る点が特徴です。
また連携の機能も強化されていて、スマートフォンなどから切り忘れたエアコンをOFF操作することも出来ます。
さらに水道やガスの使用量も見ることができるタイプもあって、住まいで使っているエネルギーを幅広く見て節電や節水ができます。
パナソニックのHEMS機器は専用の分電盤を使用するので、既存の住まいのリフォームとして設置すると工事費用がかなりかかってしまいます。
そこで新築の住宅で使用するのが、一番コストパフォーマンスが高い使い方といえるでしょう。
住まいで使用するエネルギーを大まかながら幅広く知ることが出来る点が、パナソニックのHEMS機器の特徴なのです。
2013年3月作成