NTT東日本 2013年版 HEMS(ヘムス)機器
HEMS(ヘムス)機器のメーカーであるNTT東日本は、分電盤とコンセントの電気の量を測定できるHEMSを作っています。
NTT東日本のHEMS(ヘムス)機器は、無線親機と分電盤計測器と電源タップの組み合わせが基本です。
またFLET’S光の利用が前提で、情報を見ることが出来る専用端末もあります。
設置は比較的手軽に可能です。
FLET’Sミルエネと呼ばれるNTT東日本のHEMS機器には、お手軽パックと一般タイプがあります。
このうち補助金を受け取ることができるのは、お手軽パックのタイプだけです。
機器の価格は基本システムの最高が6.3万円以下と安価なので、機器の代金だけが補助金の対象となります。
一般タイプには、使用する機器を購入するタイプとレンタルするタイプがあります。
ただレンタルタイプでも、多くの個数が必要となる電源タップについては購入する必要があります。
NTT東日本のHEMS機器は、分電盤計測器で住まい全体の電気使用量を測定、電源タップで個々の電気製品が使用する電気の量を測定します。
分電盤タイプとコンセントタイプの併用タイプなのですが、分電盤については住宅全体の電気使用量が分かるだけで、子ブレーカーごとの電気使用量は分かりません。
分電盤に個人でも設置できる手軽さがあるのですが、全体の電気使用量しか測定できないのです。
無線親機などの機器は非常に安価で、無線親機単体で1万円弱です。
これに、必要な数のコンセント計測器や分電盤計測器を組み合わせて使用します。
FLET’S光とFLET’Sミルエネの登録で毎月の費用はかかりますが、FLET’Sミルエネだけの使用料金は毎月210円と安価です。
NTT東日本のHEMS機器は、安価な設置コストと手軽な設置方法が大きなポイントです。
パソコンにつなげば情報を見ることが出来るので、専用タブレット無しを選べば、さらに初期の設置費用を減らすことが出来ます。
またコンセントから使う電気だけでなく、住まい全体で使用する電気量を知ることが出来る点も特徴といえるでしょう。
ただ、FLET’S光の利用が必須という点が大きな弱点です。
現在ほかの方法でインターネットを利用している場合は、FLET’S光の毎月の使用料金が大きなマイナスとなります。
省エネルギーの為だけにFLET’S光を使うには、毎月の利用料金が大きな負担となってしまいます。
そこでNTT東日本のHEMS機器を利用する場合は、インターネットでFLET’S光を活用することが前提といえるでしょう。
2013年3月作成