照明の色味 明かりの概要や特徴
照明には色味と呼ばれる光の色合いが大切です。
光の色によって、心が感じる印象が大きく変わるので、上手に照明を選ぶことで気分を変えることも可能なのです。
人は太陽の明かりの色によって、体や頭の活動が変わります。
昼間の明るい輝く光の中では、活動的になり、頭もよく働きます。
夕日の黄色っぽい温かみのある光を見ると、落ち着いた気分になります。
光の色によって気分が変わるので、これを住まいの照明に応用すれば、あなたの住まいや部屋に最適な照明とすることができるのです、
照明の色味は、蛍光灯のランプによる分類が基本となります。
蛍光灯は3色の蛍光体のバランスによって色を変えることが出来るので、光の色味を調整しやすいのです。
市販されている蛍光灯は、昼光色(クール色)・昼白色(ナチュラル色)・電球色の3つの色味が主流です。
昼光色(クール色)は、真昼の太陽並か、より青い色で、活動的な部屋に向く光となります。
活動的なリビングや勉強部屋に適した色味です。
昼白色(ナチュラル色)は、中間的なバランスの光です。
クセのない光なので、どんな部屋にも適応する、使いやすい光といえます。
ダイニングや洗面所など、自然な色合いが欲しい部屋にもぴったりの明かりです。
電球色は、ちょっと黄色っぽい、電球の光のような光となります。
夕日に近い色なので、気分が落ち着く光となります。
寝室や浴室など、落ち着いた雰囲気が欲しい部屋にぴったりといえるでしょう。
電球の場合、白熱電球が電球色、ハロゲン電球やクリプトン電球が昼白色くらいの色合いの光となります。
色味は、家庭用の電球では種類によって決まる場合がほとんどです。
LED照明の場合、蛍光灯に準じた色合いの明かりがあります。
しかし昼光色は製品が少なく、色味のバリエーションがない場合もあります。
住まいに使用する照明の光の色味は、部屋の雰囲気や気分を変えるために大きなポイントとなります。
適切な色味の照明を使うことで、より生活に適した空間とすることが可能なのです。