発光効率とは 明かりの概要や特徴
発光効率とは、電気エネリギーを光に変える際の効率の高さを表します。
照明機器の電気代を減らすためには、この発光効率が高いことが大切なのです。
発光効率は、単位電力あたりの全光束lm/W(ルーメン毎ワット)で表します。
蛍光灯 40〜110lm/W
白熱電球 11〜20lm/W
LED 20〜100lm/W
蛍光灯は旧式のタイプで40lm/W程度、電球型蛍光灯で60lm/W程度、最新の蛍光灯なら倍を超える100lm/W程度が期待できます。
電球と比べると5倍程度の効率の高さとなります。
LEDはかなり巾が広いのですが、これは擬似白色LEDと高演色性白色LEDの違いが大きなポイントとなります。
擬似白色LEDは蛍光灯とほぼ同等となる100lm/W程度の製品もありますが、高演色性白色LEDでは30lm/W程度に落ちてしまうのです。
発光効率の高さから、最適な照明機器を選んでみましょう。
現時点(2010年5月)では、広い部屋を照らす照明としては最新の蛍光灯のほうがLEDよりも平均的な効率が高くなります。
そこでお勧めは最新の蛍光灯となるでしょう。
実寿命の面でも明るさが初期の80パーセントくらいまで落ちてしまうまでの時間は、蛍光灯とLEDでは大きな差がありません。
ただLEDの発光効率は年々上昇しているので、数年後には逆転することも予想されています。
小さな部屋を照らす照明としては、LEDがベストといえそうです。
色鮮やかに見せる必要がなければ、電球型蛍光灯よりLEDのほうが効率が若干高く、電気代がかかりません。